2011年6月8日水曜日

小沢一郎先生は知っている

今を遡ること10年前、小沢一郎先生と福田元総理の対談の内容です。

●小沢 経済がいいと言ったって、今のままでは財政破綻はもう間近ですよ。だって当分借金しつづけなければ、もう予算編成できませんから。そうするとどんどん借金が溜まる一方で、これを返すには超インフレしかないですよ。

○福田 財政赤字が1000兆円になるのはすぐですね。

●小沢 すぐですよ。だからそれは財政破綻であり、超インフレですよ。財政インフレです。今のままではそれしかないのだから、解消するには。

○福田 どう考えても、他に答えはないですね。

●小沢 ないですよ。

○福田 だからもうクラッシュするのが明らかであれば、クラッシュを座して待つのではなくて、やはりクラッシュを利用するシナリオをつくらなければいけないのではないでしょうか。

●小沢 そう。もちろんクラッシュを避けなければいけないというのが先としても、確かにそういうことが言えるでしょうね。

だから僕も次の世代の役人に、「その時のことをちゃんと考えていろ、知恵を出しておけ。処方箋を役人なりに考えておかないと駄目だ」ということはずいぶん言ってきましたね。

○福田 財政当局者は何を考えなければいけないかと言えば、超インフレになった時はもう物々交換ですよ。物々交換になるぐらいのところまでを、最悪のこととして考える想像力と構想力がなければ。

●小沢 それは本当にそうです。国民の立場から言えば、1300兆円と言われる個人金融資産を文字通りパーにすることですよ。これがゼロになるということなのだから。だから「困るのはあなた方だよ」と僕は一生懸命言ってるんです。

インフレになれば困るのは一般国民であって、金持ちはますます金持ちになるだけなのだから。
「他人事みたいなことを言っているけれど、一般の人が困るんだよ」とね。本当にそうなんですから。

だからね、もう少し早く気がつけばいいけどね。本当の破綻が来るまえに

2000年って、国の借金が約500兆円(今の半分)の時ですね。
とりあえず、2011年の今時点で財政赤字が1000兆円はみごと予想的中です。

その後の予想は的中するんでしょうか?

わくわく

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