2010年3月28日日曜日

ストックホルム症候群とスタンフォード監獄実験

【ストックホルム症候群】
精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。

【スタンフォード監獄実験】
1971年8月14日から1971年8月20日まで、アメリカ・スタンフォード大学心理学部で、心理学者フィリップ・ジンバルドー (Philip Zimbardo) の指導の下に、刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまう事を証明しようとした実験が行われた。模型の刑務所(実験監獄)はスタンフォード大学地下実験室を改造したもので、実験期間は2週間の予定だった。
新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた被験者21人の内、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるという事が証明された。


ストックホルム症候群の実例は、「在ペルー日本大使公邸占拠事件」で起こったゲリラと人質の間で芽生えた友情がその代表ですね。


スタンフォード監獄実験の実例は、日本全体で起こっているので皆さんも共感ができると思います。客という立場になったらハードクレームを浴びせ、店の立場になったらどんな過酷な罰でも「よろこんでっ!」ってなる現象です。

このスタンフォード監獄実験は、あまりにも行き過ぎたため実験の中止をせざるを得ない状態になりました。

この実験から「善良な人でも悪魔になる」ということが証明されました。
※日本は社会実験中なう。


ストックホルム症候群とスタンフォード監獄実験は、同じような境遇に置かれてた両者でなぜ、ここまで結果が違うのでしょうか?

実は、ストックホルム症候群が起こるトリガーがあるみたいです。

例えば人質事件で「警察が突入すれば人質は全員殺害する」ということを犯人が言ったとします。

そうなると人質にとっては警察が突入する=自分の死 というような身の危険が生じるので、警察の突入を望みません。そのため、人質を保護する側にある警察を敵対視する心理に陥ってしまいます。

こういった恐怖で支配された状況においては、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが自分自身の生存確率が高くなるため起こる心理的反応がストックホルム症候群の原因と説明されています。


しかし、

スタンフォード監獄実験は、共通の敵がいないため、エンドレスでSMが過激になっていきます。


「そうか、そういうことだったのか。」


これで、私が再三やってる社畜叩きは正しい行為だったんだということが分かりました。
なので、私は「店と客」や「経営者と社畜」の共通の敵として君臨し続けます。


久しぶりに良い投稿をしたと自画自賛してます。
ちなみに、スタンフォード監獄実験を描いた映画として、es[エス]は絶対見てください!

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