2010年11月14日日曜日

来るぞー、スタグフレーション

スタグフレーションとは、景気が下がり物価が上昇すること

ということで、原油価格がやばくなって来ました。。。

先進国が壮絶な為替の激安セールをしてるので、物の値段が上がるのは必須ですね。簡単な話でしょ。現金をもってても価値が下がるんだったら、モノを買うよね。

ここで簡単な比較

・アメリカ
ドル:下がる
モノ:上がる
給料:据え置き

・日本
円:上がる
モノ:上がる
給料:下がる

これを数値化すると、

・アメリカ
ドル:0.8
モノ:1.2
給料:1.0

合計:1.2÷(0.8×1.0)=1.5

・日本
円:1.2
モノ:1.2
給料:0.8

合計:1.2÷(1.2×0.8)=1.25

いままで、1円(ドル)で買えてたものがだいたい25〜50%増しの値段になります。アメリカなんかはドルを持ってると損な状態になりますね。

ちなみに、スタグフレーションの解決策は円高がイイみたいです。人件費の低い企業はウハウハかもしれません。原材料費が外国よりも安く買えるんで得しますね。


そんなこんなで、アメリカのドル刷りまくり作戦はそろそろ終焉を迎える気がします。あの国は買い物ジャンキーなんでモノが高くなったら多分死ぬんじゃないの?

物価を下げる方法はデフレなんで、そっちも困りますね。
もう一つの物価を下げる方法は、モノの大量供給ですね。

やって良かった、イラク戦争!

そんで、アメリカがドル刷りまくり作戦を止めたら、当然ながら円安になります。
そこで日本のグローバル企業は、ドルで原材料を買って日本で生産します。いつの間にか日本のグローバル企業は本社を海外へ移転させて、法人税を払わなくなって、所得税が上がります。
※日本のメリットは安い労働力だけになります

たぶん、クソ労働環境は激化します。。。

・日本
円:0.8
モノ:1.0
※ドルベースで物価が安定して(楽観論)
給料:0.8

合計:1.0÷(0.8×0.8)=1.56

税金が上がることを考えると、モノの値段が今の1.8倍くらいかも。。。
デフレよりも最悪なスタグフレーション、デフレさえも解決できない(金を刷りまくったら良かった)日本政府はスタグフレーションに陥ったときに何をしてくれるんでしょう?

たぶん、何もしないよ。。。

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