2011年9月18日日曜日

ギリシャ先輩からの教訓

ギリシャ公務員2日で1万人辞表 退職金や年金削減恐れ

深刻な財政危機に陥っているギリシャで大量の公務員が退職を希望する事態となっている。現地からの報道では、15、16日の2日間で辞表を出したのは1万人以上。政府が財政緊縮策の一環として公務員の退職金や年金のカットなどを打ち出しているためで、もらえるうちにできるだけ多く受け取ろうという算段のようだ。
退職金や年金の受給資格を既に得たベテラン職員が多いため、行政機能に支障が出るのでは、と懸念する声がある。
地元メディアによると、15、16の両日で全国の地方公務員や税務署員、公立病院の職員など1万人以上が辞表を提出。

ですって。

日本の場合はどーかというと、夕張が参考になります。夕張は職員半分、給料半分、退職金ありという財政破綻でした。
日本政府の財政破綻の場合は、退職金が支払われないので夕張以上のリストラが予想されます。

ギリシャから学ぶ財政破綻(寸前)

人口1100万人
国家予算12兆円(税収5兆円、7兆円が赤字国債)

ギリシャは国家予算の6割が借金です。日本は約5割なんで、この部分では負けてますね。


そもそも、公務員の給与の財源は税金なんで、税収が下がってる日本の公務員はほとんど死に体です。国債という財源も数年(2015年)で枯渇するといった予想がIMFからでてます。


増税してもいいけど、国債の財源が無くなるよ!


日本とギリシャの大きな違いは、通貨発行権の有無です。

ギリシャは通貨発行権がないので、財政破綻の方法は1択でデフォルトしかありません。日本は通貨発行権を持ってるので、デフォルトとインフレの2択です。

日本はインフレという選択肢があります。これがギリシャ先輩と違う点です。日本の場合は、デフォルトという選択肢を取れる政治家がいないので、インフレの可能性が高いと思ってます。インフレの場合は、貯金が無価値な存在になって、無価値な円で退職金が支払われるでしょう。そ~考えると、ユーロという強い通貨で退職金がもらえるギリシャ先輩の公務員はちょっとうらやましかったりします。

ギリシャの公務員でとっとと退職金を貰ってる人から、日本の公務員は何かを学ぶ必要があります。

国債が発行できなくなったら、あなた達の人件費は半分以下になることは間違いないんだからね。

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