2012年3月28日水曜日

日本国債の金利が低い理由

金を貸す相手が政府しかいないから。。。

以上!



ちょっと強引でしたか?

「日本国債は信頼されてるから金利が低いんだ!」

みたいな、マーケット論なんて嘘っぱちです。

そもそも、銀行は、

借りた金の金利 < 貸した金の金利

という商売が成立しないと成り立ちません。なので、「だれかにお金を貸さないと倒産」しちゃいます。だって、銀行って金を貸すのが商売でしょ。


そんでもって、日本はデフレなので民間が投資をしません。

土地の値段が下がるのに土地を買いますか?

そもそも、デフレ下で投資を増やそうなんて、キ◯ガイの発想です。それこそ、マーケットメカニズムでそんなキチ◯イは消されます。


景気の良い時と言われるときは、民間が借金をしてる時です。

それは、

日本のバブル期 

とか、

アメリカの住宅バブル期

とか、

中国のバブル期

なんかは、民間の借金が増えてました。これは、「お金の価値が低い(インフレ)なので、モノを買おう」ってな具合に、お金が循環して好景気になるものです。中国なんかはリーマンショック以降に人工的にバブルを作ったぐらいです。それは、銀行に「とにかく誰かに金を貸せ」という、銀行に貸出ノルマを設定して金の循環を促しました。

逆に、デフレってお金の価値が上がるんだから、モノを買うのは非効率です。とりあえず貯金しとけば資産が増えます。銀行は、その貯金された金を誰かに貸さないといけません。

国債購入の1択

といっても、銀行もバカじゃないので最近では、短期の国債しか買ってません。なので、メガバンクの国債の平均残存年数が短くなり、日銀の調べでは99年度の5.4年が08年度に3.5年、11年度(11月末)は2.6年になってるみたいです。。。


最初に戻って、

金を貸す相手が政府しかいないから。。。

というメカニズムで日本国債の金利が低いんですよ。

2012年3月22日木曜日

超美人100人だって、いずれババァ100人だ。旬は逃すな。

これは、エアマスターというマンガの名台詞です。



これは、公務員の新卒採用4割カットする民主党政権に向けた言葉です。早い話が、企業の高齢化は企業の弱体に繋がります。平均年齢ランキング(上場会社 社員10,000人以上)を見たんですが、パナソニックって平均年齢が44.3歳なんですね。家電という参入障壁の低い分野の会社でこの競争力の無さがあれば、7000億円の赤字もナットクですね。

想像してください。

あと15年で定年をむかえる人が半数です。

・もってるスキルは3流以下
・50歳までは出世競争(社内政治で大忙し)
・55歳からは定年までしがみつく打算

私はIT関係に10年ぐらいいるんですが、この競争の激しい分野で年功序列は通用しません。日本の40歳以上のITエンジニアの 98%ぐらいは使い物になりません。これが現実です。このだれでも分かる現実に経団連もようやく気づきました。

経団連「終身雇用(定期昇給)にメリットがないことに気づいたのでやめます」

まぁ、こんな感じです。

サッカー日本代表の平均年齢は未来永劫20代でしょうね。これは、競争の渦中に存在する集団の典型的な例です。こないだのワールドカップでイタリア代表は世代交代に失敗し、36年ぶりとなるグループリーグ敗退。1勝も挙げられずに大会を去るのは、17回目の出場にして初のことみたいです。。。
イタリアは前回の2006年のワールドカップで優勝したのに。。。

かつてのビックネームがいつまでもその実力を保てないことの分かりやすい証明です。


《日本人の平均年齢推移》

・1960年………28.5歳
・1970年………30.5歳
・1980年………33.5歳
・1990年………37.0歳
・2000年………41.5歳
・2005年………43.1歳
・2009年………44.3歳
・2020年………48.0歳(予測)
・2030年………51.2歳(予測)

戦後日本の"旬"はいつだったのでしょうか?
平均年齢50歳の日本は世界と競争ができるのでしょうか?

日本はかつて世界経済でビックネームでした。その頃は平均年齢が若くて、人口形成がピラミッド型で、人口増加に伴い内需拡大し、プラザ合意前なので他の先進国に比べ平均給与が低かった時代。

あの頃の日本はさぞかし美人だったんだろーなー


"旬"が終わってババァになっても、そのババァは自分の子供の将来に期待ができます。
子供のいないババァって、何を期待すればいいのでしょうか?

それは若者の失業率の高い国について絶望するのと同じだと思います。

2012年3月7日水曜日

確実に来る日本の将来

ズバリ!
高齢化社会!


これに否定出来る人はいないことでしょう。なので、反論(移民とか)は無視して話を進めます。2011年って20万人の人口減少なんだってでお話ししたとおり、日本は今後、年間80万人ペースで老人が増えます

そんなこんなで、高齢化社会で必要なものは、「福祉」です。日本の老人の皆さんは私には理解できませんが、とにかく生きようとします。そのため、介護が必要になります。また、老人になると病気にもかかりやすいので「医療」も今以上に需要が高まります。これが年間1兆円の自然増(政府の支出)と言われるところです。

テレビは高齢者をターゲットに切り替えた結果、クソくだらない番組ばかりになりましたが、これはこれで正しいマーケティングだと思います。だって、間違いなく日本は高齢化するんですもの。。。

なので、若者の感性を刺激するような産業は日本では期待できません。音楽とかファッションとかですね。

今後は、日本社会も分かりやすく老人向けになり、老人向けの喫茶店(スタバの逆)や、老人向けのイベントホール(ZEPP TOKYOの逆)みたいな施設が増えてくることでしょう。


早い話が、

希望の無い国になります。


さらに、絶望的なのが政治です。都市型政権の台頭は難しく、老人の多い田舎をターゲットにした政党が与党になります。老人と一票の格差を利用したテコの原理が作用します。これは推測ですが、自民党の公共事業と民主党の福祉政策を合わせ持った政策が票を集めるような気がします。(そんなお金は日本にありませんがね。。。)

まーとにかく、日本で人生設計をするときには、「高齢化ってなんだろう?」とすべての人が考える必要があります。日本が高齢化社会になるのは誰の目にも明らかなんですからね。