昔っから「米国債を売れ」って簡単に言う人が多くて困ってます。
■日本が米国債を購入する仕組み
1.政府短期証券を使って円を調達
2.円でドルを買って為替介入
3.ドルを持ってても金利が付かないので米国債を購入
ということで、日本は借金をして米国債を買ってます。
ここで出てきた政府短期証券って、3ヶ月程度の短期債券です。
<米国債を買うメリット>
・利息収入
・ドルを買うので円高防止
・外貨資産
<米国債を売るメリット>
・現金収入
・ドルを売るので円安防止
ざっとこんな感じです。今は円高ですね。米国債の平均購入が1ドル=100円みたいなので、今米国債を売ったら約20%の損失を受けます。そして、政府短期証券が20%の不良債権化されます。
かりに、円安になって米国債を売ったとしても日本政府はその金を福祉につかうので何も残りません。残るのは老人なんで不良債権が増大します。
なので、円高の今は特に米国債を売ってはいけません。仮に円安になっても売らないほうが賢明でしょう。日本は7000億ドルぐらい米国債を持ってます。米国債の金利がだいたい3.5%ぐらいなので、利息収入だけでも250億ドル(2兆円)ぐらいあります。
年間2兆円のありがたい収入を捨てるのは勿体無いって思う今日この頃です。
ところで、あなたはこのゲームをクリアーできるかな?
財務大臣になって予算を作ろう
Let's try!
0 件のコメント:
コメントを投稿