2012年1月28日土曜日

飛躍するサムスン、没落するNEC

サムスンが過去最高の売上を記録し、その額は国内総生産のおよそ15%です。

一方、NECは、

10000人の大規模リストラを実施するみたいです。


言わずもがな、サムスンは国営企業です。NECはいちおう民間企業です。なので、日本の国営企業にもサムスンみたくがんばってもらうべく、徒然なるままに社名を掲載。

JR
JAL
東電
東京ガス
郵政
NEXCO
メガバンク

もっとありますが、こんな感じですか?
これらの企業の特長はというと、

潰れそうになったら、公的資金投入される会社

がしかし、

彼らは、ぜーったいっ海外で商売が出来ません!

これが、韓国の国営企業と日本の国営企業の大きな違いです。


韓国は自国経済が小さく、売上1兆円をたたき出そうとすると、海外進出が必須条件になります。一方、日本は自国経済が大きいため、親方日の丸企業は簡単に売上1兆円を達成できます。

さらに、韓国は日本では信じられませんがインフラコストが安い。日本と韓国は同じく資源を持ってません。早い話が、日本の国営企業は日本国民に対してピンハネをしてるだけです。

と言っても、私は「韓国を目指せ」なんて、口が腐っても言えません。というか、サムスンという国営企業が羨ましくありません。サムスンは、韓国国内の中小企業の犠牲の上に成り立ってる国営企業です。これは東電よりマシってレベルです。
※東電は関東圏約4000万人の犠牲の上に成り立ってる国営企業


私個人としては、「国営企業の解体」と「海外進出」というのが、今後の日本の目指すべき道だと思います。NECはその昔、PC98というパソコン規格をほぼ独占し、国内市場でイケイケでした。しかし、世界はDOS/Vです。これは、i-modeにも言えますが、2000年ぐらいの時期はi-modeが世界のトップランナーでした。しかし10年後、androidやi-phoneが世界標準です。

本気で日本企業(国営はのぞく)が大企業になろうとしたら、国内シェアは二の次だと思います。グリーやモバゲーが本当の大企業になれない理由がここにあります。

一方、自動車会社は、「世界一高い高速道路」「世界一高い車関係の税金(道路特定財源)」「解雇規制」と不利な条件の中、トヨタやホンダ、日産という大企業が生まれました。東電とトヨタが同じ経団連ということに、疑問を感じます。。。

国の企業支援は、「NECが潰れても新たな大企業が誕生する土台を作る」ことです。

時価総額34兆円というバケモノ企業になったアップル社。私個人の考えとしては、「たとえアップル社が倒産しても、アメリカという国は困らないだろう。その頃にはアップル社に取って代わる企業がアメリカには存在するんだから。」って思います。



そんでもって、「韓国はサムスンに取って代わる企業は二度と作れない」とも思う今日この頃です。

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