アメリカ、中国、EUとGDPの大きい国がこぞって通貨の価値を下げるべくお金を刷ってます。そのおかげで、物価がメチャメチャ上がってます。
このグラフは円高の日本から見ても物価が上がってることが分かりますね。
日本は資源国家じゃないので、資源の供給を絶たれたらWW2のときみたいに戦争っきゃないでしょ。昔はABCD包囲網で石油の供給が絶たれて大変だったけど、今回は金がなくて資源が手に入らない可能性があります。金が無いというか外国が金をジャブジャブに刷ったんで物価が上がってるんですがね。。。
幸いにも今の日本はデフレです。円の価値が高くなって、庶民の給与が下がってます。このおかげで、デフレよりも最悪のスタグフレーションが回避できています。
また、アホ政府の1000兆円の借金もデフレのおかげで年間10兆円の利息でなんとかなってます。
今の日本のデフレ指数は0.6%と言われています。国債の長期金利が1.2%なので実質の金利は1.8%です。インフレ派が目標にする2%のインフレになったら、国債の金利は2%+1.8%=3.8%になります。
なので、国債の金利は約3倍に上がります。
国債の利息だけで、30兆円も払えますか?
2%のインフレで何兆円の税収アップがあるんですか?
インフレにして債務を圧縮するには、1%のインフレで10兆円以上の税収をアップしなければいけません。
日本のGDPは約500兆円なんで、1%のインフレで5兆円のGDPを押し上げます。
そして、10兆円以上の税収がアップします。
ぜーったいっ無理!
私が考える財政破綻は、「利息が払えなくなったとき」です。サラ金と同じです。
他の外国みたいに国の借金がGDPの50〜100%だったら、インフレで債務圧縮ができると思うんですが、200%の日本では通用しません。
昨今の物価高や1000兆円の借金から日本を守ってくれてるのはデフレのおかげです。
まっ、私個人としては「じっくり死ぬ(デフレ)か、直ぐ死ぬ(インフレ)か?」って聞かれたら、インフレを選択するんですが、「デフレ脱却で明るい未来を」って真顔で言ってるペテン師が最近は多すぎます。
インフレを起こして、財政破綻して、日本の福祉が止まって、老人が死んで、少子高齢化が解決する。
明るい未来ってこれのこと???
日本の金融機関はあと150兆円ぐらいしか国債が買えなくなるみたいなんで、あと3年ってのが「じっくり死ぬ(デフレ)」の期間みたいです。
あれれ???
じっくり死ぬって言っても、近未来だ。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿