2011年5月5日木曜日

社会を悪くするメソッド

「何をすれば社会が良くなるのか」ってのは、世界中のいろんな学者が研究しています。

資本主義が良いのか?
社会主義がいいのか?

とか、

大きな政府?
小さな政府?

みたいに頭のいい学者が切磋琢磨してます。


なので、逆に「社会を悪くするメソッド」についてまとめてみます。
参考にしたのは李氏朝鮮です。朝鮮半島が清の属国だったときの王朝ですね。

1)社会の上層部が空理空論ばかりしゃべる。

→兩班(りょうはん、양반〈ヤンバン〉)と言われる貴族が、働かないで

「あーでもない、こーでもない」

と会議を連発しています。


2)努力が報われないシステム(格差固定社会)

→兩班以外は奴隷みたいなものなので、いくら働いても出世しません。


3)努力が報われないどころか、優秀な人を抹殺する

→例えばハングルを使う人を処刑したり、経済発展のために道路や橋を作る人を処刑することです。既得権が定着した社会ですね。


4)国際競争力が無い

→侵略されやすいからと言って橋や道路をぶっ壊してぐらいです。末期の清なんて明治維新後の日本でも勝てたのに。。。しかも、海を渡って戦って。。。


ざっとこんな感じですか?
昨今の日本はどーでしょうか?

バブル入社みたいに、既得権をゲットした人はいつまでもその地位に甘んじて、企業のリストラといえば新卒採用ストップと言う名の「若者のリストラ」です。また、よく聞く言葉ですが「出る杭は打たれる」ってのが日本社会で一般化しています。企業のトップはくだらない会議を連発してますね。

今の日本って李氏朝鮮時代とオーバーラップしてます!

早い話が、既得権の固定化を無くせば経済は発展します。しかしながら、既得権をゲットした人たちはそれを離しががらないのもあります。難しい問題ですね。


その後の李氏朝鮮は、明治維新後の日本によって独立を勝ちとり、日韓併合によって社会秩序を取り戻し、今となってはG20に加入するまでになりました。

韓国は正しい歴史を教えないみたいですが、サムソンやヒュンダイのような韓国の大企業のトップは李氏朝鮮時代を少しは理解してるみたいです。(といっても、サムソンの社長は世襲ですが。。。)

韓国は内需が小さいので世界的な大企業になろうと思ったら、外国へ進出しないといけません。当然ながら外国で勝つためには優秀な人が必要になります。だから、日本ほど年功序列がひどくありません。
日本も内需が下がるのが既定路線なんで、日本の大企業がこのままの規模を保つためには外国へ進出する必要があります。1兆円企業の部長レベルで英語が話せないのは日本ぐらいなものですね。

今までの日本は人口が増え続けGDPも増え続けたので、なんだかんだ言ったって内需が大きかったんです。なので、いまをときめく東京電力は世界No.1の電力会社です。郵貯は世界最大の預金を持ってます。


インフレしない日本(借金の金利が怖くてインフレできない日本)で、どーやって一人頭の所得を増やすのでしょうか?
逆に10年前に比べて一人頭の所得は減ってます。

人口減少、所得減少、生産人口減少、非生産人口増加が既定路線になった日本は、戦後勝ち上がって行った勢いで成り下がって行く可能性が高い


社会を悪くするメソッドを存分に発揮して、李氏朝鮮時代へGOしてください。

ただ一筋の光は既得権を握ってる老害の人たちを粉砕するためには、今の社会制度を根幹からぶっ壊す財政破綻以外に方法が残ってるのでしょうか?

結局、李氏朝鮮然り既得権を握ってる人たちに自浄作用は期待できません。WW2以降は大々的な戦略戦争も期待できません。


いいじゃないの。我々にはまだ人材もインフラも残ってるんだから。

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