2010年6月16日水曜日

給料を上げる方法が見つかりました

ホンダが中国でストライキを起こされて、賃金の引き上げを認めたみたいです。

しかも、2〜3割も賃金が上がるみたいです。

従業員が一致団結すれば給料UP!

日本人の賃金はG7の中で最悪です。時給に換算するともっとひどい結果になります。

「頑張れば、報われる」

って言葉は日本ではウソです。今日頑張れば、明日のハードルが上がるだけです。もちろん、給料は上がりません。日本のサラリーマンは、このチキンレースを20年に渡って実施してきました。

今となっては、世界最悪の労働環境になってますね。

私がよくネタにする、日本電産の社長は「他の会社が8時間がんばるなら、うちはその倍がんばる。それは、営業が訪問する回数は他社の倍こなすということだ。」って言ってましたが、この理論は破綻しています。

1日は24時間です。

日本のサラリーマンが平均12時間働いたら、日本電産の社員は家に帰れません。

そして、24時間働いて他の会社と同じ給料しかもらえません。


なんのために頑張ってるの?


今、日本とドイツのような貿易黒字がでる国は、「内需拡大しろ」って非難されてます。(中国には怖くて言えない)
日本でストライキを起こすことで、平均賃金が上がって、平均余暇がふえて、内需が拡大します。

いいことずくめじゃないですか!

世界一頑張っても、「もっと頑張れ」って言われる事に対して疑問を抱いてください。

そもそも、GDPはお金で計算するので、ものが高く多く売れたらGDPは上がります。そこに生産性は関係ありません。だいいち、モノ余りの日本で生産性を高めても、不良在庫が増えるだけでしょ。

奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。
過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその精神の自由 までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によっ て、肥え太った主人を血祭りにあげた。
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。
(リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)


プライドの高い中国人は、奴隷になることを拒むみたいですね。


勝間本の「給料が10倍にアップする方法(効率良く仕事すれば、生産性が10倍になる)」は、間違いなくデタラメです。日本は雇用が硬直化してるので、サラリーマンのうちは、1年で10%アップすれば良い方です。ベース給与はアップしても、残業代を考えると逆に下がります。

アメリカでも、実現不可能です。

勝間さんはサラリーマンと経営者の違いが分かってないみたいですね。


ヨーロッパの給与が日本よりも高いのは、ストライキを起こしたり、産業別の大きな労働組合が有ったりするためです。

「がんばれば報われる」ってのは、正しいの?

世の中には、「誰かにとって都合のいい常識」が存在します。

「ストライキは悪」って日本人は常識として信じてますが、誰にとって都合がいいんでしょうね?

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