ウォルマートとは世界ナンバーワンの小売店です。
なんと、年間約40兆円の売上をたたき出してます!
※利益は1兆円ちょっと
ウォルマートがわが町にやって来るとこんなにイイことがあります。
・家電から生活雑貨までなんでも一店舗で買えてしまう。
・しかも激安で。
・もちろん、雇用も創出します。
イイことずくめじゃないですか!
では、なぜ日本ではこのウォルマート戦術が失敗に終わったかと言うと、
日本は便利だから!
ウォルマートの日本戦略の失敗の原因は、「日本人はまとめ買いしない」って言いますが、そんなことは無いと思います。安けりゃまとめて買いますよ。
日本はいたるところにコンビニがあります。ウォルマートのように郊外で大規模店舗に足を運ぶことさえ面倒くさいですよね。しかも、ファミレスや牛丼チェーンのような24時間営業のお店も歩いていける距離にあります。
消費者天国日本万歳!
海外は小売店の競争が激しくないので、ウォルマートが参入できますが、日本では失敗します。
いやー日本って本当に便利な国ですよね。あのウォルマートでさえ、参入できなかったんですから。
と、喜んでばかりじゃいられません。
便利さの裏に、デフレあり!
とうぜん、24時間営業のお店には従業員がいます。過当競争の日本で従業員の処遇は上げられません。なので、深夜のバイトは中国人が激安で担当するようになりました。
そして、その中国人の給与が基準となって、日本人の給与も下がります。
当然ながら、激安のウォルマートの店員の処遇は低い!
しかも、労働組合さえないので文句を言えば、即解雇です。
日本は国全体でウォルマートを経営してます!
しかし、この便利な生活に慣れてしまった我々日本人は、後戻りできません。
「村で唯一の郵便局が無くなると不便だ」
「コンビニができたでしょ」
「それとこれとは、話が違う」
ってな具合にね。
どこまで便利になったら気がすむのでしょうか?
いっそのこと、全てを自動化して「働かなくても、生活できる国にしちゃえよ」
しかし、社畜がそれを許しません!「働かざるもの食うべからず」
我々は、何のために働いているのでしょう?
日本は、「work to live(生活するために働く)」が「live to work(働くために生活する)」になってます。原始時代の仕事は、「食料を確保する」ことでした。食料があれば原始人は働きません。これが当たり前なんです。
この「work to live(生活するために働く)」は、近代まで当たり前の発想でした。江戸自家の農民も、何もしないで米が取れたら働かないでしょう。
はっきり言います!
社畜がデフレを加速させる!
日本の社畜度は、あのウォルマートでさえ参入させないほどの高い水準です。
ちなみに、このブログのタイトルの「斜め上の国」ってもうお分かりですね。
韓国です。
韓国は、伊勢丹のような高級デパートまで深夜営業しています。日本は防犯上の理由で大型店舗は、深夜営業できないのが唯一の救いでした。
昨今、「韓国を見習え」という間違ったトレンドをなんとしても阻止したいんです!
過当競争の未来っていったい何なの?
話は変わって、日本のピザって高いんですよ。
ピザ屋曰く「日本は高くてもピザが売れるから値下げしないの」
だってさ。
やりゃーできんじゃん。
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