2009年11月21日土曜日

グーグル帝国の潰し方(2)

具体的にどんな方法で、Linuxが広まるかというと
同じ機能を無料で提供する。

ほぼ、実現しています。昔はLinuxというとRedHatが主流でしたがこのRedHatはサーバーOSとしてシェアを伸ばしたが、デスクトップOSとしてはWindowsには劣ったものでした。
しかも、このRedHatはWindowsと同じくライセンスビジネスだったので、広く浸透はしなかったです。

ただ、現在のLinuxの各ディストリビューションはこんな感じになっています。

Linuxの比較

2004年にできた、Ubuntuが今やNo.1です。このUbuntuはもちもん無料です。しかもデスクトップOSとしても、ほぼWindowsと肩を並べるぐらい簡単に使用できます。
私も使ってますが、一部コマンド入力が必要になりました。(ドメイン参加の際に)

ただ、Windowsよりも優れた機能もあって、
1.起動速度が早い

2.OSのインストールが、ハードウェアに依存しない
  Windowsは、ハードウェアのデバイスに応じたファイルをインストールの際にコピーするが、Ubuntuは起動の際にハードウェアのデバイスを確認する。
  なので、ubuntu on USBで紹介をしたUSBは、ほとんどのPCで動作します。

3.ディスクのフォーマットがext4である(今は)
  これは、WindowsのNTFSよりも早いディスクアクセス(書き、読み)ができる。

4.UNIXベースである
  Macと同じなので親和性が高い。Windowsは特殊。最近になってPowerShellなんてやりだしたが、Dosの上に作ったもの。他のOSと親和性が少ない。

5.ディスクの使用量が少ない
  Windowsは、OSとOfficeを入れると30GB以上は必要だが、Ubuntuは標準でOpenOfficeが入っていながら2.5GBぐらい。(たぶん、Windowsには夢と希望が多めに入っている)
  MacはiLife込みで20GBぐらい。このiLifeは、音楽やムービーのサンプルで容量を食ってるらしい。

Ubuntuの劣るとことは、「DVDがみられない」ぐらいです。パッケージをインストールすれば見れるようになりました。

Windowsは、操作性や互換性を重視しないといけないので、進化の速度が遅いというハンデキャップを持っています。
それでも、2、3年後にはWindows8を販売しないといけません。

なぜ、Linuxが今まで流行らなかったかというと、ディストリビューションが多すぎることと、Ubuntuが無かったことと、PCメーカーが採用しなかったことの3点だと思う。

実際、Googleの社内OSはUbuntuを使っているらしい。ChromeOSはあくまでもネットブック用です。

IBMも本気でUbuntuでビジネスがしたいのなら、自分たちが使えばいいのに。。。

PC販売なんて、差別化ができない薄利多売ビジネスなんで。大々的にUbuntuを採用すればいいのに。
東芝なんて、終わってるし。


OSの価格をアマゾンで調べると、
1.Windows 7 Ultimate 35,990 円
  Windows 7 Professional 34,980 円
  Windows 7 Home Premium 22,990 円
2.Mac OS X 10.6 Snow Leopard 2,974 円(これは7に対する当てつけみたいなもの)
  Mac OS X 10.5.6 Leopard 18,800 円
3.Ubuntu 0 円(アマゾンには無かった)

個人的にはMacOSが一番よくできていると思います。ただし、MacOSは一つのバージョンの寿命が2、3年で、古いものはすぐにサポート対象外になるので注意してください。

それにしても、Windows高いな~。「大量生産すればコストが下がる」というのは都市伝説だったのかな?
ちなみに、Windowsの8割は利益でできています。
(バファリンの半分はやさしさでできています。)

今のOSシェアはこんな感じです。
・Windows 92.51%
・Mac 5.27%
・Linux 0.96%
・iPhone 0.37%
・Java ME 0.35%
・Symbian 0.17%

おそらく、MacのOSシェアは増えたとしても20%がいいとろでしょう。ただし、Linuxのシェアが10%を超えたときには、一般の人たちにも浸透し、そのままトップシェアを獲得するでしょう。

世の中は当たり前の方向に進んでいくものです。


それでは、分割っと。
その3へ

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