2009年11月26日木曜日

円高について一言いっとくか

FXで大損をしている人が多数いると思いますが、現在の円高は人民元の切り上げ圧力による副作用です。

人民元は変動為替ではなく、ドルペッグ制なので人民元高にするためには切り上げをしなければいけません。

人民元切り上げ圧力は大きくない=中国人民銀行副総裁

中国がこのように声明を発表するということは、「人民元切り上げ圧力は大きい」と受け取って、ほぼ正解です。


ここで少し為替相場のお話を、

為替相場は、ブロック単位で値が連動する。

ヨーロッパ:ユーロ、ポンド、スイスフラン
北米:米ドル、カナダドル
オセアニア:オージードル、ニュージーランドドル

これは、FXの基本ですよね。

以前に、金利の安いスイスフランで金利の高いポンド(イギリス)を買いスワップを稼ごうとした「ポンスイ」という買い方がありました。
これは、この2つの通貨が連動をしているために可能な買い方です。(リスクが低い)


なので、今回は日銀砲を撃っても不発に終わる可能性があります。今回の敵は、ヘッジファンドではなく、世界経済だからです。

もし、不発におわったらどのようなことが起きるかを近くの韓国の例でみてみましょう。

良く分かるワロス曲線(音量注意)

なので、簡単に日銀の市場介入はできません。


難しいですね。

簡単に「日銀なんとかしろよ!」という太田総理に乗せられている日本人が多いことに、頭を痛めます。

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