2009年11月26日木曜日

詐欺師ほど口がうまい(国債問題)

このブログを書き始めて、最近は無茶苦茶な政策をして円安に誘導でも良いんじゃないかと思うようになりました。

「日銀が国債を直接買い取れば、すべてうまく行く」 by 勝間さん

ウソです。
しかも法律違反です。

「すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引受させ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない」
財政法第5条

(このただし書きは戦争のときかな?)

1932年に日本も世界恐慌でこの政策をして、ハイパーインフレを起こしたことがあります。この政策によって日本は、日本経済をデフレから世界最速で脱出させたことがあります。

しかしこのときに使われた国債は、殆どが軍備予算に当てられました。当時は、群雄割拠だったので戦争という特需があったため良かったみたいです。

当時の日本には、軍備に必要な資源が石油以外はあり、また、現在ほど輸出に頼る必要が無かったためにうまくいきました。
(石油があれば、戦争しなかったのに。)

当時は、内需だけで回復が可能だったんですよ。

反則技を使った後の信用回復はどうすればいいんですか?

この方法は過激すぎるので、止めておいたほうが賢明というのが私の持論です。


では、どうすれば良いかと考えたときに世界共通通貨も、一案ですが(イチオシ)、これには時間が掛かり過ぎます。

円の価値をコントロール可能に下げる。

となれば、「マイナス金利」です。

この政策も劇薬ですが、即効性がありコントロール可能です。

この政策が実施されている期間は、「誰も日本円を持ちたがらない」でしょう。なので円安に推移します。

しかし、この政策が余りにも長く実施されると、金融機関の体力が消耗します。
結局、この政策が実施されると後で「金融機関への公的資金注入」が待っています。

一時凌ぎの円安誘導は、これぐらいしか思いつきません。


なんだかんだ言ったって、「潜在成長率を上げる」ことが最良のデフレ対策です。


どうして詐欺師は、「バラ色の未来」を語るのだろう?

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