2010年4月4日日曜日

裁量労働制という名のドーピング

クソ企業の見分け方で、手っ取り早いのが「裁量労働制」です。

簡単に裁量労働制を説明しますと、
・労働時間にみなし残業が加算された給与
・休日出勤と深夜業務があれば、別途残業代を支払わないといけない

私は、かつてこの悪しき裁量労働制を実施している会社で働いたことがあるんですが、最悪でした。


こんな言葉を耳にしたことがありませんか?

「マクドナルドよりも時給が低いよ」

あり得ません!

例えば、月給が20万円の人がいます。

20万円÷160時間=1,250円

ほらね。理論上はあり得ないでしょ。

ここで、裁量労働制の出番です。

20万円÷X時間=800円
X=250時間

残業が100時間ぐらいになると、裁量労働制のおかげでマクドナルドよりも時給が低くなります。


「裁量労働制って深夜・休日手当がでるんじゃないの?」

でません!

ほとんどのクソ企業は、払ってません。
※私もその一人でした。これでも世界的に有名企業なんだぞ。

日本のネットベンチャー系の会社のほとんどが、裁量労働制を採用しています。理由は分かりますよね。

「さっさと仕事を終わらせたら、いいんじゃないの?」

「そんなスーパーマンはさっさと会社をやめて独立しているよ...」 by 朝日新聞

裁量労働制を採用している会社に限って、残業が多いです。そのため、早く帰ると「はいっ、次の仕事」って具合になります。


そもそも、労働基準法を破ると刑事罰が課せられます。
※労働基準法(第十三章)罰則

なぜ、万引きはしてはいけないのに労働基準法違反はお咎めなしなのか!

万引きも労働基準法違反も同じ刑事罰なのに。。。


裁量労働制という名のドーピングを打っても、速く走れない企業って。。。


ということで、クソ起業の見分け方の一つをお話しました。
ほかにも多数あります。気が向いたら投稿しますね。

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