2010年2月7日日曜日

日本の労働環境の悪さの原因

これについてはいろいろとあります。

1.雇用が流動化していない
日本は雇用が流動化していないため、ブラック企業が平気で延命しています。私に言わせりゃ、大手企業もブラック企業です。(サービス残業、有給の不消化、低賃金…)

雇用が流動化していないために「もっと悪くしよう」というバイアスが掛かり、労働環境悪化スパイラルに入っています。優秀な人の転職先が公務員しか無くなっているのが現状です。

2.供給過多
日本じゃモノ余りなのに、更にモノを作ろうとして供給過多になっています。サービスも一緒で24時間営業が当たり前になって、サービス競争も激化しています。
その為、すぐに価格競争になって利益が減るが労働は増えます。

日本が本当に必要なモノは、「エネルギー」「食料」といった輸入に頼っているモノと、「医療サービス」です。

テレビ、白物家電、自動車みたいなコモディティ化したモノを作ってる製品メーカーは統廃合の必要があります。
海外のサービスは悪いが、その分だけ労働者の労働環境は良いんですヨ。
サービス業は輸入出きないんで、もう少し悪くしてもイイ気がします。

3.効率的で無い仕事
無駄な仕事が多すぎる!
書類作成のフォーマットとかで細かい事にこだわり過ぎたり、無駄にクソ長い会議だったり、次のステップに進むまでに何度も同じところを堂々巡りしたりと非生産極まりない!

意思決定を速め、無駄な資料に時間を掛けないことが労働時間の短縮に繋がります。
日本のホワイトカラーなんて、半分ぐらいが無駄仕事に思えますね。


はっきり言って、日本は異常です。
G7の中で最も過酷な労働環境でありながら、G7の中で最も一人頭のGDPが低いんですよ!

あと、洗脳されやすい日本人は社畜になることが美徳をいう信念があります。
あなたが過労死し、家族が訴訟を起こせば、間違いなく企業は弁護士を立てます。
労働基準法を守らない癖に「俺は悪くねぇ」といって戦うでしょう。


経営者と社畜と労働規制が手を取り合って、労働環境の悪化を招いています。

欧米みたいに、優秀な人は激務だけど給与のいい仕事。そ~でない人は生活できる程度の給与の仕事。
って具合になればいいなぁ。

無理だけど。

ちなみに、私が「最悪だな」と思う人生は、

結婚もせず、子供もいなくて、ブラック企業で一生懸命働く人生
※不発弾人生

人生は一度だけ。時間は有効に使いましょう。
皆さんの価値観はどうですか?

1 件のコメント:

  1. 個人的には会社や仕事の他に、恋人や結婚や子供は自ら束縛されて自由がなくなるものだと思います。

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