2010年2月23日火曜日

日本の利益は何処へ消えた?

答えは、個人金融資産です。

年次 名目GDP(兆円) 個人金融資産(兆円) 個人金融資産/GDP比
1980 246 328 1.33
1985 327 572 1.74
1990 449 942 2.10
1995 500 1183 2.37
2000 513 1428 2.78
2005 503 1526 3.03

貯金しすぎ!

日本は、貿易と投資で年間20兆円の利益を出しています。これは世界一の利益です。なのに、貧乏になっています。

個人金融資産内訳
半分が貯金です。その貯金は国債に化けて、そのほとんどを公務員の給与に化けています。
※アメリカの保険・年金が多いのは国にその制度が無いから。

日本企業の内部留保が今話題ですが、実は日本企業の内部留保は多くありません。いわゆるキャッシュリッチな経営ができている会社は少数です。


なのでデフレ対策は、如何にして貯金をさせないかが重要ポイントです。


ゼロ金利でも貯金をするってことは、マイナス金利で貯金額を減らしたり、それが無理なら銀行を倒産させたりしたほうが、景気回復するんじゃないの?

ペイオフ制度で銀行が倒産した場合、1,000万円までしか保証されないんで「使っちゃえ」ってなるんじゃないカナ?


違う角度から、如何にして貯金をさせないかを考えると、社会保障の行き届いた北欧の国の人は、貯金がなくともお金を使います。国がセイフティネットを張ることで、お金を使い出すかもしれません。

政治家も貯金は悪っていう考えで経済対策をしたら景気回復するんじゃないの?

札束で4億円も持つのもですよ。

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