2010年2月19日金曜日

アメリカと中国から学ぶ、店と客の関係と日本の将来

オバマがダライ・ラマを会談をして、中国から警告を受けています。これは、オバマが人権擁護派だからじゃなくて、クリントン-ブッシュ時代にもアメリカ大統領はダライ・ラマと会談をしています。

このダライ・ラマとの会談は、日本の首相が靖国参拝することよりも中国は嫌な出来事です。中国のインターネット検閲でダライ・ラマはNGワードになっています。

中国は貿易黒字国です。その貿易黒字の最大国がアメリカです。中国が米ドルや米国債を大量に保有するのは、政治的な問題だけでなく、経済的な観点で大量保有をしています。

もっと商売で儲けるために、店が客を太らせる。

貿易黒字国の責務として、貿易赤字国を太らせるのは常識です。中国が今年に入って、米国債を減らしているのは今後の中国は、アメリカとの貿易を縮小する傾向があるのかもしれません。

アメリカは中国の客として、もっと買い物をしてあげれば、ダライ・ラマの会談は今まで通りできるんでしょうね。

日本は中国の1/5の対米黒字なんで、米国債を大量に減らしてもいいかもしれませんね。


長々とお話しましたが、「客=店」です。「お客さまは神さま」は本来、ビジネスとして成り立ちません。逆に「お店さまは神さま」も然り。

日本はGDPの内8割が内需です。意外と内需が多いんですよ。

今の日本は客が少なくなって、店が衰退しています。
店と客は運命共同体なんで、人口が減っている限り日本の衰退は止まりません。

少なくとも2050年まで日本の衰退は続くことでしょう。

天皇家の歴史=日本の歴史と考えると、日本は2600年の歴史がある国です。1980年代が近代日本のピークで100年ぐらいは衰退が続くんじゃないの?
応仁の乱(1467年)から江戸時代までは、日本の衰退の歴史でした。150年ぐらい衰退が続くことも受け入れましょう。

↑40年で2000万人人口減少するというデータです。

江戸時代は、鎖国と産業革命前の国で人口が3000万人でした。今の日本は、貿易ができるし当時よりも生産性が高いので、日本の適正人口が江戸時代の倍の6000万人としたら120年後の2130年ぐらいまで衰退するんだと思いますね。

明治時代から1980年代までの約100年間は世界でも稀に見る成長をした日本です。そのぶり返しがきてるだけなんだと理解しましょう。

大学に行かないと就職ができないから大学に行くとか、その大学に行っても就職ができないから大学院や専門学校に進学しても就職できないのは、努力が足らないからじゃなくて日本が衰退してるだけなんだと受け入れ、他の選択肢を探しましょう。

人口統計がピラミッド型の国に行くとかね。

もう日本は不景気って考えはヤメにしないですか?
日本は衰退してるんです。

今の日本を見てると、アルフィーの高見沢が年齢に逆行して若作りしてるみたいで見苦しい。ありのままを受け入れましょう。

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