NEC、新世代スパコン撤退で 文科省「賠償請求」方針
次世代スパコンは、総額1150億円を投じて、神戸市中央区のポートアイランドに建設。2010年度末から稼働させる計画になっていた。
ですって、
1150億円あれば、イージス艦が買えます。もっと言えば、うまい棒が115億本買えます。
国民一人当たり、100本のうまい棒が支給されます。
こっちのほうが、経済効果があるんじゃないんですか?
一方、その頃
スパコン開発で「ゴードン・ベル賞」 長崎大助教ら受賞 「国内最速」安価で実現
浜田助教らのスーパーコンピューターはGPUを760個並列につなげたもの。1秒間に158兆回の計算ができ、国内最速の「地球シミュレータ2」の同122兆回を上回ったという。
GPUを大量につなげられるプログラムの開発が成功のカギとなり、数百億円規模が必要とされる開発費用を3800万円に抑えたという。天体物理学などの複雑な計算での活用が見込まれる。
この「地球シミュレータ2」は文科省に賠償請求をしているNECのシステムです。
NECさん悪ふざけはこの辺にしといた方がイイですよねー。
株価に悪影響を及ぼしますよー。
ただ、NECのフォローをすると、昔は1つの筐体で情報処理を行うといったビジネスモデルが主流でした。しかし、グーグル先生をはじめとするIT企業は、「安いPCを複数連結させて、1つのPCとして利用する」方式を採用し、成功を収めたために、現在はスパコンが批判の的となっております。
「安いPCを複数連結させて、1つのPCとして利用する」モデルは、ライセンスビジネスを展開しているマイクロソフトやOracleやIBMといった会社に対しても強敵になります。
特に、サーバーOSやサーバーサイドミドルウェア(データベースやアプリケーションサーバー)は、複数のPCで実行された方が、ライセンスフィーを稼げます。
ちょっと前に、IBMが「うちの製品は、CPUの数に多じてライセンス料金に変更します」と言ったので迷わずにオープンソースの製品を導入したことがあります。(問題なかったよ)
コピーが可能な、汎用的なプログラムに大金を払う必要が無い時代が、もうそこまで来ています。
国産でOSやデータベースを作っていなくて良かったですね。もし作っていれば、バカみたいに税金を投入させられるとこでした。
かつてビル・ゲイツはこんなことを言ったそうです。「もしGMがコンピューター業界のような絶え間ない技術開発競争にさらされていたら、私たちの車は1台25ドルになっていて、燃費は1ガロン1000マイルになっていたでしょう。」
驕る平家は久しからず。
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