2009年12月24日木曜日

日米プロレスから学ぶ経営学(2)

新日本プロレスは、設立から猪木の引退まで世代交代が行われなかったのが事実です。猪木の10コしたの長州は猪木超えができなかったし、さらにその10コしたの武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也も猪木を超えられなかった。

一方、WWEは世代交代は行われ、次の世代のスーパースターが生まれています。ただし、スーパースターの寿命も短いので直ぐに脱退してしまうようになりました。

WWEのかつてのスーパースターのハルク・ホーガンは、ブロック・レスナー(当時20台前半)のレスラーになんと、ノックアウト負けをしてしましました。

プロレスでタップ負けやノックアウト負けは最悪の負け方です。フォール負け(3カウント)が普通。最高の負け方が反則負けです。

その後、ブロック・レスナーはWWEのトップに立ちましたが、脱退をしました。
しかし、総合格闘技でチャンピオンになりました。


こぼれ話
2000年前後のWWEはメチャクチャおもしろい。ビンス(社長)が嫁のまえで不倫現場を見せつけたり、娘をトップレスラーと結婚させたり、その後離婚させたり、また、息子を噛ませ犬としてリングに上げボコボコにされたりと、どこまで本気でどこまでがストーリーか分からなかったです。
鳩山ファミリーもそれぐらいすれば人気があがるのに。。。。キャラは揃ってるんだからやっちゃえヨ。


話を元に戻すと、アメリカ型経営は新陳代謝が活発であります。その為、トップレスラーの給与は大変高額で3憶円以上稼ぎます。日本のトップレスラーはせいぜい5,000万円がいいところです。

・アメリカ
3憶円×3年間=9憶円

・日本
5,000万円×10年間=5憶円

人間の寿命は先進国であれば3倍も変わらないので、早く結果が出た方がその後の人生においてもやりたい事が多くできます。
※日本の外資系企業は、国産企業並の給与で外資系並のリストラ率なので注意!

現在のWWEの低迷は、スーパースターの不在とストーリーの不発です。ストーリーの不発に関しては、2000年前後でやり尽くしたので仕方ないですね。
ビンスも引き際だと思います。

新日本プロレスの低迷は、総合格闘技人気に押されたところとスーパースターの不在です。猪木が引退したので、倒す相手がいなくなりました。

また、プロレスの低迷の原因は、団体間での競争が無くなったことも考えられます。プロレスが盛り上がっていた90年代までは日本もアメリカも2つ以上の人気団体がありました。

サッカーは欧州のリーグが競争をしチャンピオンズリーグで戦います。なので、おもしろいです。しかし、今はイタリアとドイツが下降気味で、イギリスとスペインに選手が偏っています。チャンピオンズリーグでしか見れないドリームマッチが、国内リーグで年間に数試合観られるようになれば、人気の低迷を招きます。

出し惜しみをした方が、ワクワク感が増幅します。

どの業界でも一極集中してしまうと、衰退するだけです。
野球もアメリカ一極集中だと飽きられますよ。


日本も、もっと競争しないと衰退します。
衰退した業界ほど、競争がありません。その結果、GDPも下がります。アメリカ型の考えは、一瞬痛い思いをするが、長期で見れば幸せになる人が多くなります。

最も苦しい拷問は、長い時間苦しむことです。

なので、死刑は絞首刑や電気椅子といった一瞬で死ねる仕組みになっています。


最後に、プロレスについて言っておきます。
プロレスは、究極のエンターテイメントです。
野球のように、勝ち負けや数字にこだわりません。

プロレスが八百長?
はぁ~?
「プロレスが八百長なら、3年B組金八先生はもっと八百長じゃねーか!」
渡る世間はガチだけど。。。

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