2009年12月17日木曜日

中国人富裕層が欲しいもの

不動産屋の知り合いと合ってきましたが、意味深な発言をしていました。

「最近、中国人がやたら東京の一等地を物色している」

なので、少し調べてみた。

中国の不動産株:来年上期に最大50%上昇、遠洋地産を推奨-ノムラ

今、中国人の投資意欲は凄まじいものがあります。投資の2本柱は株と不動産です。
その不動産価格がメチャクチャ上がり傾向みたいです。

私は、2004年に上海に仕事の都合で、滞在していましたが、賃貸価格は凄まじいものでした。
六本木ヒルズの1坪の家賃はだいたい6万円です。しかし、上海の中心部の賃貸価格はその3倍以上の価格でした。
なので、空きオフィスが多かったです。

この辺だよ。

私が滞在したのは上海ですが、北京と香港は上海よりも地価が高いみたいです。

中国、投機的な不動産売買抑制を決定 温首相主宰の常務会議で

それを受けて、温家宝(中国No2)が投機的な不動産購入を抑制するみたいです。

なので、利益を確定したい中国人富裕層が東京の土地を狙っているみたいです。
※国家戦略が富裕層に先立って漏れている様は、政治の腐敗を表します。


中国ウンチク
香港や中国ではマンションを購入しても完全に自分のものにはならない、期限付きの時間的所有権扱いなので、いつかは国に返還しなければならない。

一方、日本は、
日本の不動産は、例え外国人であっても、所有権を得ることも相続することも可能だ。外国人投資優遇政策なんていうのもある。まさに、外人さ~ん、いらっしゃ~いだ。
株の場合は、J-POWERやブルドックソースの敵対買収が失敗したけど不動産に関しては、そんな事例は無いよ。


利益確定の為に、東京の不動産はうってつけの投資になっているみたいですね。
日本の世界一安い金利でお金が借りられれば、更に儲かりますね。
コンビニでバイトしている中国人は、金持ちだったりして。。。

ちょっと前の不動産ミニバブルを牽引していたのは、外人投資家です。世界の主要都市の地価がガンガン上がってたのに東京だけ上がってないから、投資したみたいです。
しかし、東京はガンガン上がるまえに、リーマンショックが来たので上がりきっていません。
※東京の地価は、漢城(ソウル)よりも安いよ。


来年から景気が回復基調になると言われていますが、間違った景気回復になる可能性がありますね。

いつものことか。

0 件のコメント:

コメントを投稿