2009年12月19日土曜日

今後の日銀の政策

シナリオ:来年の主要リスクは円高とデフレ、想定される日銀追加政策

すごくイイ記事だったので紹介します。

デフレが長期化すれば、円高を招く要因ともなる。物価が下落している国の通貨は、モノに比べて相対価値が高くなり、為替相場が上昇しやすい。日米で名目金利差がほとんどない現状では、物価下落による実質金利の上昇も円高要因となる。

語句の説明
名目金利:目に見える金利
実質金利:インフレ率を考慮した金利

問題なのは、アメリカも日本もほとんどゼロ金利政策になっていることです。


この実質金利差が、今回の円高の要因です。
お互いゼロ金利政策なんで、計算がし易いね。3%ぐらいの開きがあるね。

日米の中央銀行ががんばって円高になるための方法
1.アメリカの政策金利を上げてもらう。
2.アメリカのマネーサプライ(通貨供給量)を下げる。
上げすぎ!
3.日本のマネーサプライ(通貨供給量)をアメリカ以上に上げる。
4.日本をマイナス金利にする。

この4つが、円安ドル高の方法です。


また、この記事によると、
日銀はマネーサプライは今以上に上げるけど、マイナス金利はしないよ。
と言ってます。

さらに、円高が予想以上に急進展した場合、日銀砲を打つよ。
とも言ってます。

本気の日銀が見れそうな気がします。


経済学者が、金融工学の公式を用いて訳の分からない理屈を並べて、
「マネーサプライを上げると、余計デフレになる!」
(私も信じるところでした。。。)
と言っていますが、アメリカとイギリスはマネーサプライを上げてインフレになっています。

皆さんも、経済学者がもちだす訳の分からない公式をあまり信用しない方がイイですよ。(その公式は正しいの?)

その経済学者
文章長過ぎ!

ちなみに、この人は勝間さんに反して「日銀が国債を買いとれば、余計デフレになる」と言っています。
これも結局、マネーサプライを上げるんだから、インフレになります。

買いオペは、円安誘導政策ですよ!

この政策の問題点は、インフレをコントロールできない事です。
日本は無税国家なり、その後、円の信用を失います。

私の公式
カルピスに水を入れると、甘さが減少します。
なので、
お金の供給量を増やすと、お金の価値が下がってインフレになります。

当たり前田のクラッカー。

2 件のコメント:

  1. いつもながら大変面白く、カメラ馬鹿のわたくしでも理解できるお話をありがとうございます。「当たり前田のクラッカー」以外は参考にさせていただきます。(笑)

    返信削除
  2. この人はクオンツと言って、情報を金融工学で分析している人です。元リーマンらしい。。。

    この人を否定しましたが、基本的に意見は合いますよ。

    返信削除