林氏「子ども手当の(波及効果で所得がどの程度拡大するかを示す)乗数効果をどのぐらい見込んでいるか。公共事業は最低1だ。 」
菅直人財務相「乗数効果で1はおかしい。1兆円財政出動し、1兆円しか効果がないなら、効果は事実上ゼロだ。」
仙谷由人国家戦略担当相「計算していないが、1以上であることは間違いない。 」
菅直人財務相「(家計の消費意欲を示す)消費性向は0・7だ。乗数効果の詳細な計算はしていない。」
林氏「(貯蓄に回されやすい)給付に関する政策の消費性向と乗数効果は限りなく同じだ。公共事業を切って、給付を増やせば経済効果はマイナスだ。中学校の数学で分かる。」
菅直人財務相「林氏が言ったように1以上になりようがない。ただ、子ども手当には少子化対策の意義があり、長い目で見て大きな効果がある。」
林氏「これ以上質問を続けると(政権に対する失望で)市場が暗くなる(失笑)。」
わ、、、笑えない、、、
ちなみに、ここで登場する林氏は、菅の前任者(財務大臣)にして東大ハーバード大卒のエリートです。
くわしくは、林芳正をみてね。
もうひとつ、仙谷由人は以前に「頭が良い」と褒めたが、正しくは「記憶力が良い」の間違いでした。。。
それでは、菅氏と仙石氏が答えられなかった「乗数効果」「消費性向」を勉強しましょう。
消費性向
パチンコで1.5万円勝った、童貞君が風俗で1万円使った時の消費率。
パチンコ:15000円→童貞君:10000円→風俗嬢
10000円÷15000円=0.66
消費性向は、66%
※子ども手当で受け取った収入の何%を消費に回したか
乗数効果
風俗で童貞すてるのに1万はらったら、嬢がホストクラブで6千円つかいホストがピンサロで4千円つかって、またその嬢がホストクラブへいき、といったプロセスが繰り返されはじめにつかった額の何倍の消費が生まれるかという効果。
パチンコ:15000円→童貞君:10000円→風俗嬢:6000円→ホスト:4000円→ピンサロ嬢:3000円→ホスト
乗数効果は、
(10000円+6000円+4000円+3000円)÷15000円=1.53
※政府が一兆円、新たな投資計画を組んだときに、最終的に総計三兆円GDPが増加したら、投資乗数は3.0となる。
簡単だね。
私は、菅氏の半分ぐらいの年齢でしかも経済学部出身では無いけど、これぐらいは知ってます。
ホトホト呆れ果てます。。。
ちなみに、林氏の質問に答えると、
1÷0.3=3.33
※X=消費性向
公式:1÷(1-X)
子ども手当の消費性向が0.7もあるの?本当に?
民主党の出す数値には根拠が無いので信じませんけどね。
乗数効果は、少し困った指数で「穴を掘って、また埋める」を繰り返す作業でも数値が上がります。
昔は、公共事業で政府が1増やすと、それが回り回って全体で1.8ぐらいになると言われてきました。
こういうのを俗に「ケインズ効果」というそうなのですが、バブル崩壊後は、この政策が通用せず、今では、政府が1増やすと、1~1.4しか増えないのが現実だそうです。
しかし、減税の乗数効果は3みたいです。
「コンクリートから人へ」は、あながち間違った考えでもないんですが、赤字国債を発行して子ども手当にするぐらいなら減税のほうが効果的みたいですね。
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