日本国債市場の暴落に賭ける投資家たち
若干、眉唾な記事だけど現実味もある。
日本の公的債務の対GDP(国内総生産)比率は今年219%に達すると予想しており、1998年の120%から大幅な上昇となる。諸外国と比べても、米国は85%、英国は69%で、大きな差がある。政府資産を除いた日本の純債務残高も高く、IMFはGDP比105%としている。米国の場合は58%だ。
とか、
日本の貯蓄額自体は依然大きいものの、1990年代には10%超あった貯蓄率は3%以下まで低下して来ている。
日本人全体で、
貯金→銀行→国債購入
という図式がいずれ成り立たなくなる。
そのいずれというのは、10年以内という時限爆弾である。
国債を買うという行為は、「政府の債権を買う」ということ。間違っても、「国民が国民に借金をしている」という構図ではない。
※政府が倒産したら徳政令(債務不履行)
仮に、「国民が国民に借金をしている」が正しいのなら、自分で自分に借金をしてみれば分かります。
山田さん
貯金が1000万円
1.100万円を自分に金利5%で借金。
2.貯金が100万円減って900万円。
3.手元に100万円の現金。
4.そして、金利付きの105万円を返済。
5.貯金1005万円
6.手元資金マイナス5万円
プラマイゼロ
ここでポイントなのは、手元に100万円の現金ができた際に、その100万円を増やしたかどうかである。
何もしなかった場合、単純にプラマイゼロ。
意味のない投資をした場合、負債を増やすだけ。
さて問題です。
「日本政府は、意味のある投資をしたのでしょうか?」
答えは、言わずもがな。。。
※税収が減ってるし、負債も増えてますね。。。
日銀のHPに国債の金利について、わかり易く書いてあったので紹介します。
長期金利の決まり方……将来の「予想」が大事
国債の金利が2%を超えたら黄色信号です。
宗教家のムー大陸出現や、日本大震災は根拠がありません。
しかし、国債の破綻は根拠があります。数字でも表せます。
「もう日本国民の金融資産1400兆円のうち1000兆円は国債等で消費済み。
残り400兆円のうち国債購入に使えるのは200兆円を切っているだろう。
もうすぐ、国内で国債を消化できなくなるだろう。」
今の50兆円の赤字国債が続いた場合、あと8年で日本は国全体が債務超過になります。
もしかしたら、国全体の債務超過の場合は企業と違って大丈夫かもしれませんが、誰も投資したくないですね。超大国の債務超過は実に興味深い。
日本の国債を攻撃するヘッジファンドが現れることは、自然な流れです。あの連中は、相手の弱みにつけこんで利益をあげます。
ただし、日本が破綻したら世界的な影響は凄まじいですよ。
一番良いのが、日本の国債には手を出さないこと!
(貯金しないこと)
生きている間に、大暴動が起きるのもそれはそれで興味深いんですがね。
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