1コ前の投稿で乗数効果をお話して、少し気になったのでITゼネコン指数も新たなIT業界の指数として加えたいと思います。
条件
保社庁がシステムをMTTデータに、1人月200万円、100人月の作業で発注したとき。
保社庁→MTTデータ→目立→富士ソフトACB→弱小IT
6割を丸投げする方式にしました。(現実的)
そして、弱小ITは自分たちの社員で作業を行います。これが4重請負です。実際は6重まであるといった伝説を聞いたことがあります。
MTTデータ
受注:200万円×100人月=2憶円
自社社員人数:100人月×0.2=20人
1人月:200万円
発注:2憶円×0.6=1.2憶円
目立
受注:1.2憶円
自社社員人数:80人月×0.2=16人
※総額の金額の6割丸投げされるが、仕事量は8割丸投げ(以下同じ)
1人月:1.2憶円×0.2÷16人=150万円
発注:1.2憶円×0.6=7200万円
富士ソフトACB
受注:7200万円
自社社員人数:64人月×0.2=12.8人
1人月:7200万円×0.2÷12.8人=112.5万円
発注:7200万円×0.6=4320万円
弱小IT
受注:4320万円
自社社員人数:51.2人
※最終請負なんで
1人月:4320万円÷51.2人=84万円
トータル人数:100人
作業員平均単価:121万円
ITゼネコン指数
121万円÷200万円=0.605
4次受けの場合は、0.605
※1の投資に対してのリターンは60%です。
ちなみに、
3次受けの場合は、0.68
2次受けの場合は、0.8
1次受けはもちろん1ですね。
ということは4次受けは、
2憶円×0.6=1.2憶円
1.2憶円÷100人月=1人月:120万円
最初から富士ソフトACB社に発注をすればいいんですね。
この計算式は、簡単で受注金額の6割を丸投げするので5次6次と深くなると「ITゼネコン指数は0.6」に限りなく近づく。
ITゼネコンの受発注は、おおむね6割の丸投げです。(最近は。。。)
昔は5割を切ってたみたいです。恐ろしい話ですね。
何が言いたいかと言いますと、
「多重請負を得意とするITゼネコンには発注しないこと!」
ITゼネコン指数は0.7が限界だと思います。
10憶円を超える案件は4次受けぐらいになるので、4割を丸投げ手数料として取られます。せめて2次受けまでの会社に発注しましょうね。そーすれば、ITゼネコン指数は0.8に下がり2憶円の利益がでますよ。
もし、このブログの読者に発注側の人が居ればこの計算式を参考にしてください。
かなり現実的な計算式です。
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