2010年1月7日木曜日

JALから学ぶ格差問題

日本には98の空港があるみたいです。

そして、日本の新幹線網はコレだ。

東北、上越、北海道の空港は統廃合が必要ですね。

1コ前の投稿でお話した通り、成田・中部・関空以外の空港って国営です。
どうしも空港が必要なら、県営空港にして財政破綻してください。

日本の空港は国営なので、その赤字は国民全体で補填します。


ということで、空の税金に使い方についてお話します。

まずは、空港建設について、

空港整備特別会計(もちろん税金)
・空港本体工事費(滑走路、エプロン、ターミナルビルなど)の50%

地方自治体の負担
・空港本体工事費の50%
・インフラ整備:空港周辺の道路、河川改修、下水道事業などの、空港周辺地域の整備

実際、田舎なんて税収<支出なんで、インフラ設備のほとんどが、地方交付税でまかなってます。


今回のJALで問題となったのが、空整特会
国の一般会計:29.2%(もちろん赤字国債に依存)
着陸料収入など空港の自己財源:57.1%
財政投融資:13.7%

赤字空港が増えると税金での補填はもちろんのこと、着陸料収入から空整特会にお金が流れます。

そして、着陸料収入から空整特会に流れるお金の量は、「一回、飛行機を利用したら約3000円」です。

これは、日本の空港が国営のため、格差をなくすという名目で赤字空港へのアシストをしています。
※日本の空港の着陸料は世界一高い!

こんどお話しますが、日本のガス代も世界一高いんだよ。実は、電気代は先進国と変わらない。
(同じ独占企業でも差が出てますね)


日本の空港にはこのようなからくりがあるため、地方自治体は空港を作りたがります。

どうして、JALがこんなに赤字体質になったかと言うと、元国営化企業のため政治家との癒着で仕方なく赤字路線を飛ばさないといけないためです。

私個人としては、この問題はJAL単体での過失では無いと思ってます。


どうして、日本は地方の権限が強くなったかと言うと、一票の格差の影響です。

選挙権は平等じゃないですよ!

一票の格差
最高裁判所の判例をみると、衆議院の場合で約3倍以上、参議院の場合では約6倍以上の差が生じた場合には、違憲ないしは違憲状態との判決が出されている。

だったら、都会の税金は3分の1にしてくれよ!


よく「JALの問題は日本の問題」と言われるのがこの為である。

日本は中央集権だから、「中央が地方の利益をむしり取ってる。」と勘違いしてはいけません。
逆で、
地方が中央の利益をむしり取ってます。

この状態でも地方は格差問題を叫び続けるのでしょうか?
早く道州制にしてほしいものです。

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